鏑木清方(かぶらききよかた)の『一葉女史の墓』を見に、鎌倉に行きました。
まずはお花見に、長谷で降りて長谷寺へと向かいます。
土曜日の某めざましTVで長谷寺のいちごの形をした願い守りを紹介していましたが、わたしもひとつ手に入れました。
そして白木蓮がとてもとてもきれいでした。寒緋桜・三椏も色鮮やかで、見ているだけで、こころにも春のあたたかさが満ちてくるようでした。
長谷寺の公式ウェブサイトでも今の季節に見られる花々の美麗なお写真が見れますので、長谷に行けないけどお花を楽しみたい方はアクセスしてみてください。
こちらへどーぞ
お次も某めざましTVで取り上げていました長谷と鎌倉の間というか・・・。
なんと書けばよいのかわかりませんが、長谷からも鎌倉からも行けるカフェに向かいます。
番組では鎌倉からの行き道を紹介していたように覚えています。
そのとおりに鎌倉駅前の市役所通りから行くと、階段を150段登る必要があります(カードにそう書いてあるんです!)。
が、わたしは長谷から鎌倉ハイキングコースを辿って行きました。
これがまた・・・キツかったです・・・(;´Д`)
踏みならされた山道をひたすら登り、木の根に足をとられ、あまりの高さにめまいをおこしつつ、下り・・・その途中に目的の「カフェテラス樹ガーデン」さんがあります。
標識も出ていましたので、長谷からのコースで行っても迷わないかと思いますが、鎌倉から行く方が一般的な気がします。
運動靴以外ではあのハイキングコースはむり!
このお店の特徴は、なんといっても空中庭園ともいえるテラス席だと思います。番組では、お庭を作っているうちにこうなってしまった、というようにインタビューで答えられていたと思います。
じゃーん!見晴らし最高です。
また、メニューも色々とあって、わたしはベリーパイとアップルパイをいただきました。
とても美味しくて、いつものとおりぺろり!でした。セ・マニフィック!
鳥のさえずりや、木の枝々や葉の間からさしこむやわらかな日の光と、
まるで宙に浮いているかのような開放感満点の不思議なテラスで過ごす時間はほんものの"癒し"でした。
今度は新緑あふれる季節に訪ねてみたいです。
なんて平静を装ってはいますが、高所恐怖症のわたしはあんまり下を見れませんでしたw
ほんとうに高かったんですよー・・・!
さてお腹もいっぱいになったところで、樹ガーデンさんから鎌倉に向かいます。
ハイキングコースを行くだけの余裕がなかったので、市役所前通りを行きす・・・。
そのまま段屑を通って鶴岡八幡宮前へ。
段屑のソメイヨシノはまだまだつぼみでした。ザンネン。
でも、一部花をつけている枝も見られました。
何かで、今年の関東のソメイヨシノの開花予想は4月5日以降と予測していたのを覚えています。
この日はとても温かく、半袖の人々も多く見られた程でしたので、「ええい、ままよ!咲いてしまえ!」とも思いましたが、まだしばらく先のようですね。
しかし!
鶴岡八幡入口の桜は満開の様子でした!ものすごい人だかりでしたがめげずに撮った写真です。
同じ種類なのか分かりませんが、これが先ほどの段屑で満開になったら・・・。
たのしみですね。
長谷寺と同じお守りのお話ですが、今の時期、鶴岡八幡ではこの時期限定のハローキティお守りを販売しています。
鶴岡八幡公式ウェブサイトによると、4月30日までの限定とのことですので、気になる方は桜を見ながら行かれるとよいかもしれませんね。
薄いピンクの健康御守りでした。
また、サイト内には特に記述がないようでしたがキキララのお守りもありましたよ。
いちご飴を食べたりしながらお参りをしていますと、綺麗なお着物をお召しの女性やお被りが目につきます。
お天気も良かったので、お宮参りをされているご家族が多かったようです。
さて、この後いよいよお目当ての『一葉女史の墓』を見に、「鏑木清方記念美術館」に向かいました。
小町通りから少し外れた、初めて行く美術館でしたが無事に到着しました。
美術館内の様子は残念ながら目に見える形ではご紹介できませんが、とにかく感激!のひとことでした。
『一葉女史の墓』は、鏑木清方が24歳の若さでこの世に暇を告げた、樋口一世のお墓の前にけぶる線香の煙の中に見たものが感じられる気がする絵でした。
現物は展示されていませんでしたが、鏑木氏が描いた『金色夜叉』をお土産物のポストカードで見れたことも嬉しかったです。
機会があれば、是非とも、現物を拝見したいと思いました。
『双六』の実物も展示されており、また今回の展示会では泉鏡花の『高野聖』の中に登場する妖術使いの絵も置かれていました。
作品は以前に読んだことがありましたが、関連した絵画の類を見る機会はありませんでしたので、自分が想像する妖術使いと、鏑木氏が描くそれやその違いがとても興味深かったです。
スケッチだったかと思いますが、『明治の女』にも目を奪われてしまいました。
色を乗せたものが存在するのかわかりませんが、もしあるであれば見てみたいです。
今月27日から同館では、収蔵品展「女性が惹かれた美人たち」第二期 清方の優美なる筆遣い、という展示会が催されるそうです。
展示品目録の中には『舞妓』の名前がありましたので、また是非行ってみたいと思います。
この後は和紙を物色したりしながら帰路につきました。
久し振りの快晴で迎えた休日ということもあり、どこも混雑していましたが、とてもたのしい一日でした。
いつでもお花見にでかけられるように、毎日良い天気がつづくといいのにと思います。でも、明日月曜はお天気くずれるそうですね。
ざんねんです。
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